4,5日、ナワールガーデンで、時間をすごすことができた。
梅雨で雨で、憂鬱なときもあるけれど、
ときたま日が差す庭は美しくて、
蚊やいろんな虫に刺されて、うんざりすることもあるけれど
毎日違うガーデンの作業と
みんなとの時間はたのしくて、
4日間があっという間に過ぎた。
きゅうり、
黄色いかわいい花が咲いて、小指の先ほどの
小さいきゅうりができていた。
下から5段目までの花と脇目をとると、実つきが
よくなるので、
小指ほどのきゅうりをそのまま齧った。
はじめてのきゅうりは、産毛があって、
大地の水の味。
朝、目が覚めた。
* * *
毎日、いろんな人が来る。
ここに泊まりに来たみんなと
一緒に、海に行った。
こどもも一緒だった。
私は前の日の疲れが出て
海に溶けた。
* * *
毎日
増えすぎた虫を殺したり。
雑草を取ったり、
パンを焼いたり、
収穫したり
雨に悩んだり。
花が満開だった。
この時に収穫すると薬効が高い。
小さい頃、隣のおばさんが毎日、どくだみを煎じて飲んでいて、
飲んだときに、ひどく苦かった思い出がある。
でも乾燥させて、
レモンバームの生葉と一緒にお茶にして飲んだら
おいしく飲めた。
このお茶は
梅雨の時期には、体のむくみをとってくれる。
毎日新しい、ハーブティーのブレンドができる
* * *
満月の次の次の日の夜、
みんなで蛍を見に行った。
ここから歩いて、住宅地を抜けて、
自然森の中へ。
月明かりで、一人だったら、さびしいところ、
みんなで、一緒に歩く。
どこに蛍がいるのか、
わからなくて、1時間ぐらい森の中を歩く。
私が歩くと、
鳥が驚いて飛び立つ。
狸みたいな動物が、横切ってく。
夜は、人が来てはいけない場所に
みんなで
泥濘、谷に下りていく。
小道が開けて、漆黒の空。
水が流れる、小さい川の水の音。
月明かりに照らされた、谷間には、
かえるの声と、森の声がする。
湿った空気
今日は風がない。
ほたるのひかりが、揺れていた。
谷間の群青色を深くした夜の闇に
小さく振動しながら
光が浮かんで、点滅して、消えた。
いくつも
いくつも
みんなでそこに包まれた。
写真に記録することもできない。
言葉で伝えることもできない。
この湿った、
繊細な振動の輝きは
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